(解説あり)【緊急】Twitter、一日600ツイートしか閲覧出来なくなる。課金者も6000ツイートまで

極端なレベルのデータスクレイピングと
システム操作に対処するために、
次の一時的な制限を適用しました。
-認証済みアカウントは、
1日あたり6,000件の投稿を
閲覧できるように制限されています。
-未認証アカウントは1日あたり600投稿まで
-新しい未認証アカウントは1日あたり300件まで

何故こうなったのか？
これまでの経緯から説明するよ。
↓

Twitterは、一部のサービスを自前のサーバーでホストしている。
しかし、それ以外の多くのサービスは、
Google等のクラウドサービスと契約して
ホストしてもらっている状態だった。
(わかりやすく言うと、
ツイッターの運営会社は、これまでは
自社のサーバーにはデータをほぼ置いていなかった。
Googleなどの大企業にお金を払って、そのクラウドサーバーに
ツイッターを運営・維持するために必要なデータを保管していた)
この、グーグルとの契約が2023年の6月30日(アメリカ現地時間)に期限が来て終了。
これでツイッターの運営会社とグーグルの関係は終わったんだが、
その前にツイッター運営は、今まで通りお金を払い
この契約を延長する事を検討できる時間が十分にあった。
事実上のツイッターの持ち主、イーロンマスクは
大変優れた経営観と独特の感性を持つ大起業家(ガ●ジ)なので、
はした金を節約するためにグーグルとの契約を延長しないことを決定、
ツイッターを全て自前のサーバーでホストすることにした。
しかし、他社クラウドから自前サーバーへの移行は
グーグルとの契約終了直前になってもなかなか進まず、
有識者達が「…これ凄くヤバいよな？」と騒いでる間に
現地時間の7月1日を迎え、ツイッターとグーグルの契約は満了。
そして今の大混乱にいたる…。

既に、Twitterにログインしないとすべてのツイートが見れなくなってる。

Twitterにログインしないとツイートが見えないし、
それもスクロールして600個ツイートが出たらもう見えなくなる仕組みに今なってるｗ
バズってリプが600個付いてるツイートを見たらおしまいｗ

実際、この騒動で色々不便になってるから、
Twitterから他のSNSに、かなりの人数が流出するはず。
ただしその規模そのものは、
まだ時間が一日しか経ってないこともありワイにもわからない。
よそのSNSへ行く人たちが5000人の場合でも
「かなりの人数」とは言えるし、
5000万人の流出でも「かなりの人数」だから。

今、Twitterに広告を出してる企業(とTwitterの運営陣)はかなり焦ってると思うよ。
現状一日でたったの600ツイートしか見れないSNSに
広告載せる意味があんのか？ってことだからね。
この障害がしばらく続けば
Twitterの広告から撤退する企業が次々に出るだろうね。

例えば、地震が来たり、大事件があったら
とりあえずTwitter見たりすることってあるでしょ？
地震の被害は出たのか、どんな感じになってるかとか、世間の反応はどうだとか把握しておきたくて
そういう、ある意味で準インフラみたいな性質のあるTwitterが今、
事実上ほぼ使えなくなってる。
現状著しく使用が制限されてるこの状態はかなりまずいと思うし、
時間が経つほど大きな影響が出ると思うよ。
大地震時はアクセス多くてTwitterそのものが重くなるから、
そもそも使いにくくなっちゃうけど。