【大阪】『園児の半数が外国籍』の保育園 保護者も「ほとんど日本語が読めない」
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『園児の半数が外国籍』の保育園 保護者も「ほとんど日本語が読めない」 対応求められる現場は“日本の小学校進学”見据え危機感も
6/5(月)
15:53 MBS NEWS
大阪市の中で外国人住民が一番多い生野区(2022年12月末時点で2万7480人)に、在籍児の半数が外国籍だという保育園があります。言葉や文化・習慣が違う子どもたちをどうサポートしていくか…。苦悩や課題を抱えながら、新たな取り組みも進める現場に迫りました。
言葉も文化も違う児童・保護者 配布物には『韓国語やベトナム語も記載』
大阪市生野区にある認可保育園「生野こもれび保育園」。朝の定番「おはようのうた」は、日本語に加えて、ベトナム語・韓国語・中国語で歌い上げます。
保護者に配るプリントも、行事予定が各国の言葉で表記されています。
(生野こもれび保育園 辻本慶子園長)
「在籍している子どもの母語です、行事予定だけは覚えてほしいので。遠足の日に『知らなかった』では困るので。保護者の方がほとんど日本語が読めない。漢字は特に読めないですから、ルビを打つようにしています」
こうした対応を始めた理由。それは、在籍する園児88人のうち、半数の44人が外国人だからです。さらにこの2年で一気に増えたのがベトナム人家庭の子どもたち。いまでは園児の4割を占めるといいます。
(1歳児を担当する保育士)
「前に私がいた保育園でもここまでベトナムの人は…。初めてなので、どうコミュニケーションとるのか考えていこうかなと」
(1歳児を担当する保育士)
「言葉の壁はあると思いますね。先生が何を言っているかもわからないし。でもやっぱり日本に慣れてもらわないといけない」
言葉の違いに習慣・文化の違い。保育士や職員には“子どもを保育するだけではない対応”が求められています。
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