【同調圧力】下着は白かベージュ…外国出身児童が不登校になるほど強要した「ブラック校則」の実態 [おっさん友の会★]

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●『「低学歴国」ニッポン』#1
経済成長の鈍化とともに社会が求めるのは“新たな価値を生み出せる人材”。
しかし、実際の学校教育は決まったマニュアルに沿った人材を育てる土壌にしかなっていない。
その問題点や衝突を『「低学歴国」ニッポン』 (日経プレミアシリーズ)より、お届けする。
●下着の色指定や、入学時に毛髪の色を申告する「地毛申請書」
「下着は白かベージュ」「(頭髪の両側面を刈り上げるなど)奇抜な髪型は禁止」。
栃木県立足利清風高校(足利市)の教室で、風紀委員を務める生徒約15人が厳しすぎると思う校則を次々に挙げた。議論を呼びかけた
小滝智美教諭も「下着の色まで指導するのはおかしい」と疑問を呈した。
【中略】
●毎週のようにクレームを入れてくる地域住民
22年12月に公表された生徒指導提要の改訂版では、校則については「守らせることばかりにこだわらず
教職員もその背景や理由を理解し、児童生徒が自主的に守ることが重要だ」と指摘し、学校のホームページに公開することなどを推奨した。
それでも厳しい校則を残すことにこだわる学校は少なくない。多くの学校が理由として挙げるのが「生徒や校風を守るため」だ。
都内のある私立高の男性教員は「学校のイメージがあるので一定の規則は必要」と言い切る。
勤務先では「女子はスカート丈を厳守」「化粧禁止」「男子は耳が髪の毛で隠れてはだめ」などの校則があり、一部の生徒からは「厳しい」と不満が出る。
しかし毎週のようにクレームを入れてくる地域住民らの日が厳しいこともあり、緩めることはできないという。
同志社大の太田肇教授(組織論)はこうした現状について「日本の学校は行動も服装も何でも同じにさせたがる。
集団のルールに合わせるよう求める同調圧力の強さが影響している」と話す。
●「4x5」が正解で「5x4」が減点
子どもをルールで縛る風潮は授業にもはびこる。
続きは集英社オンライン 2023.06.13
下着は白かベージュ…外国出身児童が不登校になるほど強要した「ブラック校則」の実態と教員の言い分「地域からクレームが毎週くる」 | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい
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お米を買えないシングルマザーを猛批判…平然と弱者を叩く「絶望の国ニッポン」の不寛容

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たまたま就職する時期が悪かったというだけで、「つじつまが合わないことだらけで腑に落ちないキャリア人生」
を余儀なくされた、今を生きる40代。「40歳で何者にもなれなかった」と嘆く彼ら彼女らは
いったいどんな現実と向き合いながら生きているのだろうか。
ここでは、健康社会学者の河合薫氏の著書『40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか』(ワニブックスPLUS新書)より一部を抜粋してお届けする。(全2回の1回目/2回目に続く)
●絶望の国ニッポン
 2022年5月に経済産業省が公表した「未来人材ビジョン」というリポートが
「絶望」という言葉とともに大きな話題を呼びました。
【絶望の詳細は
お米を買えないシングルマザーを猛批判、外国人労働者への非人間的な扱い…平然と弱者を叩く「絶望の国ニッポン」の不寛容 | 文春オンライン
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●経済産業局長は高みの見物
 しかし、絶望の極みは「結語」と題した章にありました。
「~(す)べきである」という言葉を14回も連発し、「これらは引き続き
政府として検討していくことが必要である」と、霞が関十八番ワード「検討」で〆られていたのです。
 いったいこの国のお偉い人たちは、どれだけ検討が好きなんでしょうか。
【中略】
しかも、報告書を取りまとめた経済産業局長が某ビジネス誌のインタビューで
話した内容が残念すぎて、3秒ほど……言葉を失いました。
「(今が)名経営者になれるかどうかの分かれ目ではないでしょうか。
我々はその手伝いが出来ればと考えています。その一歩です」(by経済産業局長)
なんという高みの見物っぷりでしょうか。
要するに、あくまでも「我々」は傍観者だと言い放ったわけです。
僕たちは「絶望の国ニッポン」の一員ではないと言っているのです。
【中略】
●ひとり親家庭の困窮を叩く人々
 経産省の報告書が公表されてから6カ月後の11月。絶望の国ニッポンを象徴する出来事がありました。
全国のひとり親家庭を支援する団体でつくる「シングルマザーサポート団体全国協議会」が公表した調査結果を共同通信が
「ひとり親、米を買えず5割超物価高で、支援団体が調査」という見出しで報じたところ、「そんなことあるわけない」と大炎上したのです。
「浅はかな記事。マスコミが不安を煽りたいだけ」「インターネット調査って。
ネット使えるヤツが米買えないのか? 家計簿チェックしろ」「嘘つくな!」「米買わないで、ほかの高いもの買ってんじゃね?」
「米も買えない親に子育てする権利与えるなよ」「ひとり親世帯だけ給付金とか散々もらってるくせに、何言ってんだよ」
「生活保護でも米くらい買える」「シングルマザー保護し過ぎ。米は嫌いだからパン買ってるってことだろう」
「くそみたいな報道だな」などなど──、
【中略】
●和も思いやりもない、日本人の「共感」の欠如
 念のために断っておきますが、「私だって大変だったけど、米くらい買ったわよ!」という主張を否定する気は毛頭ありません。
しかし、件の記事を読めばわかる通り、「そういうことがあった」だけ。それまで日常品として買っていたお米を
「どうしようかな」と買うのをためらうことがあっただけです。
なのに、そういった状況を想像することなく、「黙れ!」「嘘つき!」といった声がネット上にあふれました。
続きと中略はソース先
文春オンライン 2023/06/13
お米を買えないシングルマザーを猛批判、外国人労働者への非人間的な扱い…平然と弱者を叩く「絶望の国ニッポン」の不寛容 | 文春オンライン
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